安全ににきび跡 皮膚科
がんがきわめてむずかしい病気である以上、治癒率そのものが平均よりも極端に高いというわけではありませんが、あきらかに患者のQOし(いのちの質)が高く、満足度も高いことが判明しています。
とうぜん全国から入院希望者が殺到し、病院はその対応に追われているのが現状です。
その帯津博士が評論家の草柳大蔵さんとの対談で、こんなことをいっています。
草柳「風邪をひいたりして病院へ行くと、お医者さんはよく『病気を叩く』という言い方をしますね。
西洋薬で叩くとたしかに病気はよくなりますが、それによって胃が荒れて、今度は胃薬を飲まされたりする。
患者の側からすると、なにか体を乱暴に扱われている感じですね」帯津「おっしゃる通りだと思います。
西洋薬と漢方薬の違いを比べてみると、治る期間はあまり違わないんですね。
ただ、治っていく過程の患者さんの様子が、漢方薬のほうがいいんですよ。
気持ちよく治っていく。
一方、西洋薬の抗生物質なんかだと、たしかに治るんですが、ガクッとくるというか、消耗したような感じで治るんですね」(『代替医療でヒトはこう変わる』現代書林)現代医学の治療による治りかたが「ガクッとくるというか、消耗したような感じ」になるのは、それが対症療法だからです。
対症療法は、生命エネルギー場の歪みを遠因として表面にあらわれている症状だけを標的にさだめ、症状を鋭角的におさえつけることに終始する方法です。
生体側からみれば、順当な理由があって表面にあらわしている適応プロセスの一部(=症状)をむりやり抑圧されて、おまけに健康な組織や細胞にもダメージをうけるのですから、その負担は小さくないはずです。
しかも、多剤処方のばあいは、その「鋭角」のベクトルが各薬剤ごとに不規則に異なっているために、そのすべてに対処しなければならない生体は二重、三重の負担をこうむることになります。
その負担が自発的治癒力の十全な発揮をさまたげてしまい、患者に「消耗したような感じ」をもたらすのではないでしょうか。
それにしても「活性プラシーボ」の「活性」の部分が生体にとってかなり侵襲的であっても、万難を排して自発的治癒力を活性化し「プラシーボ反応」をおこしてくれるのですから、そのしくみの強靭さには脱帽するほかありません。
その強靭さがあるからこそ、たとえ侵襲性が高くても、緊急時の対応には現代医学がファーストチョイスになるのです。
これにたいして代替療法の多くは生命エネルギー場の歪みそのものに干渉していき、歪みを矯正することによって結果的に症状をとり去るという方法を用いますから、自覚的にも「気持ちよく治っていく」のだとかんがえることができます。
しかし、代替医療を利用して治ったときの「気もちよさ」は、じつはそれだけではありません。
わたしたちが代替医療を深く理解し、時間をかけてそれと真剣にとりくみ、ついに「治った!」と実感したとき、その「気もちよさ」には、たんに生理・心理的な爽快感以上のものがあるはずです。
なぜなら、代替医療と真剣にとりくむことは「いのち」と真剣にとりくむことであり、それはそのまま、自己と森羅万象とのつながりにとりくむことでもあるからです。
「いのち」を凝視し、いのちにひめられた自発的治癒力という不可視のエネルギーを感知するとき、人はからだという物質的な組成の限界をこえて、他者・社会・動物・植物・鉱物・大気・水・大地・地球・宇宙など、森羅万象との微細にして緊密なつながりを実感し、普遍的ないのちが自己というかたちとなってあらわれていることを自覚します。
全体と分離し、閉鎖し、孤立しているという錯覚からようやくめざめ、森羅万象との一体感を味わって、エクスタシー感覚にひたされるのです。
その、全体に回帰しようとする運動力、つまり自動詞としての自発的治癒力を助ける他動詞的な手段が代替医療でした。
医療における持続可能性代替医療はまた、現代医学にくらべると、はるかに持続可能な医療であるということができます。
一部の代替療法にも希少動物の骨や希少植物の根などを薬剤として使う、ディスポーザブル(使い捨て)鍼を用いるといった問題があり、これは早急に改善されなければなりません。
しかし、自発的治癒力を最大限に活かそうとする代替医療の多くは環境を汚染する物質を多用せず、医療廃棄物も現代医学のそれにくらべればごく微量であり、あっても再生可能なものが少なくありません。
代替医療そのものが持続可能な医療であると同時に、代替療法に真剣にとりくんだ患者もまた、その経験によって、持続可能性にたいする意識が高まるという恩恵をうけることができます。
長年苦しんでいた生活習慣病が持続可能な療法によって治り、自発的治癒力や生命力のふしぎさとありがたさを実感した人のライフスタイルが、生態系に害毒をおよぼすことの少ない、持続可能なそれへと変わっていってもふしぎではないのです。
医療における「持続可能性」を云々することに違和感をもたれる人もいるかもしれません。
でも、かんがえてみてください。
人間の過剰な活動が生態系に脅威をあたえているという事実はだれの目にもあきらかであり、世界的に持続可能性の有無が焦眉の問題となっている現在、医療だけが特権的に免罪符をあたえられていいはずはありません。
一九九九年末、日本から「古紙」と偽ってフィリピンの業者(住所地に実在しないペーパーカンパニー)に「輸出」された産業破棄物のなかに大量の医療廃棄物が発見され、国際間題になったことは記憶に新しいところです。
医療廃棄物は、バーゼル条約によって途上国への「輸出」または「国外への不法投棄」が全面的に禁止されている「有害廃棄物」の一種ですが、日本はこの全面禁止の決議には批准していません。
したがって、古紙のような「リサイクル用途」の名目で途上国へ「輸出」する道は閉ざしていないのです。
もし医療廃棄物の混入が発見されなければ、おそらく、そのときも国際間題にはならなかったかもしれません。
そのとき発覚した違法輸出廃棄物の総量は約二〇〇〇トン、医療廃棄物はそのうちの一部でした。
しかし、国内での不法投棄のうち、医療廃棄物の占める割合が年々ふえていることは周知の事実です。
というのも、全国で排出されている医療廃棄物だけで年間四〇万トンをこえ、その量がふえつづけているという実態があるからです。
医療廃棄物は院内焼却など、自己処理が原則とされています。
ところがじっさいには病院などの半数以上が外部委託をしており、処理業者がコストを安くするために適切な処理をせずに不法投棄しているケースがふえているのです。
そのこと自体が深刻な問題ですが、じつは問題はそれだけではありません。
廃棄物を適切に処理すれば医療廃棄物問題が解決するわけではないのです。
処理以前の大きな問題がふたつあります。
問われなければならないのは、そのような廃棄物を右肩あがりで排出しっづけなければ維持できないような医療のありかたそのもの、そして、外部の自然環境を汚染する恐れのある医療は、人体という内部の自然環境をも汚染する可能性からまぬがれないということなのです。
医療廃棄物とは、病院・診療所・衛生検査所など、医療機関から排出される廃棄物のことで、具体的には使用済みの医療器具、治療用材料、包装・容器、歯科材料、整形外科材料、眼科材料、ディスポーザブル医療用具、人体の一部などを指します。
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